
完成イメージ

黒い夜空に、色も大きさもバラバラな星が100個散らばります。旗をクリックするたびに毎回違う配置になるので、何度見ても楽しめますよ。
今回使うしくみ
クローンって何?
Scratchの「クローン」は、スプライトの分身を瞬時に大量に作れる機能です。
たとえば星を100個並べようとすると、普通は100個のスプライトを用意しなければいけません。でもクローンを使えば、星は1個だけ用意すればOKです。あとはプログラムが自動でコピーを作ってくれます。
全体の流れ
今回のプログラムはとてもシンプルです。
- 旗を押す → 星(本体)を隠して、クローンを100個作る
- クローンが生まれるたびに → ランダムな位置・大きさ・色で表示する
たったこれだけで夜空が完成します。
作ってみよう
① 背景を黒にする
まずステージの背景を夜空らしく黒にします。
- 画面右下の「ステージ」(黒い四角のサムネイル)をクリックします
- 左上の「背景」タブをクリックします
- 画面右下に「ビットマップに変換」と表示されていたらクリックします(「ベクターに変換」と表示されている場合はそのままでOKです)
- 左のツールバーからバケツ(塗りつぶし)アイコンを選びます
- カラーパレットで黒を選んでキャンバスをクリックします

② 星のスプライトを用意する
次に星を1個追加します。
- 画面右下のネコのアイコンにマウスを乗せます
- 出てきたメニューから虫眼鏡アイコン(スプライトを選ぶ)をクリックします
- 検索ボックスに「Star」と入力します
- 好みの星を選んでクリックします

これで準備完了です。
③ ブロックを組む
星のスプライトが選ばれた状態で、2つのスクリプトを組みます。
まず1つ目です。旗を押したときに、星を隠しながらクローンを100個作るスクリプトです。

次に2つ目です。クローンが生まれたときに、位置・大きさ・色をランダムに決めるスクリプトです。


④ 旗をクリックして確認
緑の旗を押してみてください。夜空いっぱいに星が広がれば完成です!
ブロックの意味をおさらい
乱数(-240から240までの乱数など)は、毎回ランダムな数を返すブロックです。これのおかげで星の位置・大きさ・色が毎回変わります。
「クローンを作る(自分自身)」は、このブロックが実行されるたびに星の分身が1個生まれます。100回繰り返しているので、合計100個の星が出来上がります。
「大きさを◯%にする」は、10〜40の乱数を使っているので、小さい星から大きい星までバラバラに表示されます。数字を変えると星の大きさの幅が変わります。
アレンジしてみよう
数字を少し変えるだけで、見た目がガラッと変わります。いくつか試してみてください。
星の数を変えるには、「100回繰り返す」の数字を変えるだけです。200にすれば星がもっと増えて賑やかに、50にすれば少しすっきりした夜空になります。
色を固定したい場合は、「色の効果を◯にする」のブロックを丸ごと削除します。星本来の色(黄色)だけの夜空になります。
流れ星にするには、「クローンされたとき」のスクリプトの末尾に以下を追加します。

これだけで星がゆっくり横に流れる動きになります。
まとめ
今回のポイントをまとめます。
クローン機能を使えば、スプライト1個で100個の星が作れます。乱数を組み合わせることで、位置・大きさ・色がすべてバラバラになります。ブロックは全部で5種類だけなので、10分もあれば完成しますよ。
数字を変えるだけで見た目がガラッと変わるので、ぜひいろいろ試してみてください。